【酸辣湯レシピ】
私のつくった酸辣湯はご推察のとおり、「醤油と酢に唐辛子を加えた中華出汁の玉子スープにとろみをつけたようなもの」です。
具は、干ししいたけ、たけのこ、長ネギ、きぬさや、それに豚ロースと豆腐(普通の)です。
出汁はしいたけの戻し汁とチキンスープ。
これに具と赤唐辛子を入れて5,6分煮ます。
塩、醤油を加えて、かたくり粉でとろみをつけ、溶き玉子を流しいれます。
最後に酢、胡椒をいれて出来上がり。
好みでラー油を加えます。
本場中国の酸辣湯とは違うかもしれませんが、結構美味しかったですね。
すっぱいのが苦手の人もいてお酢の量が少ないほうがいいという人もいました。
110606 朝男
【酸辣湯(サンラータン)のうんちく】
一般的に酸辣湯やそれをベースにした酸辣湯麺は四川料理と言われているようですが、四川料理につきものの舌が痺れる花椒という山椒が入っていませんし、私は四川料理で酸味の強い料理を知りません。
おそらく湖南料理だと思います。 湖南料理は唐辛子の辛さでは突出した料理です。
また、酸辣湯の具材に欠かせないのが豚の血を固めたものと干豆腐(固い豆腐)ですが、この干豆腐は上海周辺によく使われる食材で湖南地方もその影響地域ではないでしょうか。
台湾にもこの酸辣湯や点心には干豆腐が有名です。
蒋介石の出身地である浙江省は上海に近く、彼と行動を共にしたいわゆる外省人のなかの同郷人が持ち込んだと推察されます。
しかし、豚の血や干豆腐のない日本で酸辣湯というのは如何なるものなのでしょうか。
醤油と酢に唐辛子を加えた中華出汁の玉子スープにとろみを付けたものなのでしょうか。
もっとも料理というのは常に進歩があるので別の具材を使うことによって新しい発見があるのだと思います。
110605 泰介
【中華料理その1】
男の料理教室2年目に突入。
和風料理を卒業し2年目は中華・洋食篇です。
本日第1回目は中華で、酸辣湯(サンラータン)、五目チャーハン、わかめの中華炒め、杏仁豆腐です。
チャーハンは油の量とご飯の炊き方がポイントで、時間との勝負です。
大きな中華なべの威力を実感しましたが、わが家はIHヒーターなので使えません。残念!
おまけで作った杏仁豆腐がかなりおいしかった。
杏仁霜(キョウニンソウ)が決め手です。
中華はほとんど家で作りませんでしたので、新鮮です。
次回は洋食。
110601 朝男
おとこの料理教室の目次に戻る